2023年6月7日
鉄のフライパン、ここが知りたい
こんにちは。
クロワッサンの店大阪あべの橋店キッチン担当スタッフTです。
先日のブログ 育てるお鍋 でご紹介した鉄の炒め鍋。
クロワッサンの店には他にも何種類かのフライパンや炒め鍋がございます。
お店でお客様とお話ししていると、
鉄のフライパンを使ってみたいけど、使いこなせるかな?
お手入れはどうすればいいのかな?
とおっしゃっる方がとても多いです。
そこで今回は鉄のフライパンは実際のところ使ってみてどうなのかというお話をしたいと思います。
まず私、スタッフTのフライパン遍歴です。
料理を本格的に始めたのは一人暮らしを始めた18歳の時です。
その頃は特にこだわりもなく安くて手軽なテフロン加工のものを使っていました。
その後15年ほどテフロン加工のものを買っていましたが、数年で加工が剥がれては買い替えるという繰り返しが嫌になって初めて鉄のフライパンを買いました。
そのフライパンは今も現役です!
ではここから本題に入りますね。
お客様からよく頂くご質問にお答えする形式でいきたいと思います。
①鉄のフライパンを買った時、初めて使う前には何かすることはありますか?
クロワッサンの店で取り扱いのある鉄のフライパンや炒め鍋には大きく分けて2つのシリーズがあります。
まずはこちらのブログでもご紹介したHANAKO 打ち出し炒め鍋。
もうひとつは匠シリーズです。
どちらも初めて使う前に油ならしが必要です。
HANAKO炒め鍋の方は出荷時に錆び防止のための油が塗ってあるので油ならしの前に洗剤とタワシを使って洗って下さい。
その後どちらも油ならしを行います。
油ならしというのは鉄のフライパンに食材がこびりつきにくくするために、フライパンに油を馴染ませる作業の事です。
・熱したフライパンに多めの油を注いでしばらく火をつけたまま馴染ませる
・熱したフライパンに油を入れてくず野菜を炒める
上のどちらかの方法で馴染ませます。
基本的にはそれぞれのフライパンの取り扱い説明書に記載されているやり方でいいのですが、どちらも長時間熱し続けなければならないという事はなく、とても手軽で簡単です。
②使った後のフライパンは洗剤で洗えないのですか?
鉄のフライパンは使い込むうちに油が馴染み、より焦げつきにくく使いやすくなっていきます。
洗剤で洗ってしまうとせっかくできた油膜が落ちてしまうので、使用後はお湯を流しながらタワシで擦って洗って下さい。
その後完全に乾かしてから表裏に薄く油を塗って馴染ませてから片付けます。
でも実は…私は揚げ物をした後など、ヌルつきが気になる時は洗剤を使って洗っちゃってます。
ある程度使って育ったフライパンは、たまに洗剤で洗ったからといって次に使う時に焦げつたりしないです。
それと、毎日のように使うので油を塗って保管していませんが錆びたことはないです。
以上が鉄のフライパンの基本のお手入れです。
難しいことは何もないのですが、テフロンコーティングされていないフライパンは難しいとか手間がかかるといイメージを持つ方が多いようです。
私もそうでした☺️
でも実際に使ってみると、洗うのも楽ですし、火加減を気にせずガンガン使えますし、何よりお料理が美味しくできるので、今では手放せません。
最近HANAKOの炒め鍋を初めて使ってみたのですが、炒め物があまりにも美味しくできて驚きました!
中華料理屋さんの野菜炒めの味ってあるじゃないですか。
野菜がシャキシャキで、香ばしくて美味しいあの味です。
そんな味に仕上がっていたんです。
一度買ったら何年も使えるものですので、是非お店で見比べて、選んで、そして育ててくださいね♪
ではまたお店でお会いできるのを楽しみにしていますね。